静かに傾く (かたむく・かぶく)
当日の様子
終了しました。
たくさんのご来場ありがとうございました。
「棒の手」及びフィジカルな現象(身体)を〈言葉〉と共に次の時代に引き継ぐことを目的にします。「棒の手」の実技と解説。伝統や伝承を、一般の人に近づける為、さまざまな名著を通し考え方や知見を、「100分de名著」を担当されてきた秋満吉彦氏からお聞かせいただきます。
最後に、なかなか聞くことのない愛知ゆかりの秘曲「津島」をお聞きいただきます。
日時
2024年 9月16日(祝・月曜日)
開場:14時〜
開演:14時30分〜
会場
愛知県芸術劇場 小ホール
(名古屋市東区東桜1丁目13-2・地下1階)
チケット料金
学生:1,000円 / 一般席:2,000円 / 特別席:3,000円
芸文プレイガイド:愛知芸術文化センター地下2F TEL 052-972-0430
栄プレチケ92:名古屋市中区栄3-5-1(名古屋栄の地下街) TEL 052-953-0777
内容
「棒の手」/ルーツ・解説
講師・伝承文化研究センター 林和利所長
・鎌田流9代目宗家 深田志保
資料映像:狂言「棒縛」
(映像出演 野村万作・萬斎)
日本の芸能史における「棒の手」の展開。
芸能を身近にすることの楽しさをお伝えします。
鎌田流「棒の手」実演
講演/「名著から読み解く〈心身の技芸〉と〈文化伝承〉」
講師・秋満吉彦 NHK「100分de名著」プロデューサー
地域で培われてきた伝統芸能に秘められた〈心身の技芸〉。そこにはどんな奥深い知恵が眠っているのか。そして、私たちは、その奥深い文化をどう伝承していけばよいのか。岡倉天心「茶の本」、「荘子」、「平家物語」といった古典の名著や、研究書「信長・秀吉・家康が遺したもの桃山の美とこころ」から、さまざまなヒントを読み解いていく。
地域にゆかりの秘曲 一管『津島』一噌幸弘
出演者プロフィール
秋満 吉彦(あきみつ・よしひこ)
1965年大分県出身。熊本大学大学院文学研究科終了後、1990年NHK入局。「日曜美術館」「100分de平和論」等制作、プロデュース。現在「100分de名著」プロデューサー。
人気著書には『「名著」の読み方』『行く先はいつも名著が教えてくれる』『名著の予知能力』
一噌 幸弘(いっそう・ゆきひろ)
1964年東京生まれ。能楽一噌流笛方、故一噌幸政の長男として9歳で初舞台。以後「道成寺」「翁」等大曲を披く。能楽師として第一線で活躍する一方、篠笛、田楽笛、リコーダー、角笛など和洋各種の笛の可能性をひろげる演奏・作曲活動を行う。古典の新しい解釈によるコンサート「ヲヒヤリ」を主宰。
林 和利(はやし・かずとし)
1952年兵庫県生まれ。丹波篠山市に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程修了。専門分野は能・狂言を中心とする日本の古典芸能。元名古屋女子大学教授。
文学博士。伝承文化研究センター所長。人気著書『なごやと能・狂言』『人間国宝野村万作の世界』『古今東西ニッポン見聞録』
市川 櫻香(いちかわ・おうか)
名古屋市生まれ。1957年開校の中部邦楽総合教室に生まれる。3歳より各伝統芸能入門。
12代市川團十郎より市川姓を許される。日本舞踊藤間勘右衛門派藤間流藤間藤子・蘭景・蘭黄に師事。1983年「むすめかぶき」創立、次代につなぐ伝統芸能の研鑽を積む。2010年より「伝統文化をつなぐ」プロデュースを行う 『桃山の美とこころ』の編纂。