Refactory3

11/23、24に一宮市妙興寺にて行われる「特別拝観と秀吉の学問所」にて
生地を展示していただく(有)カナーレの足立さんと伝統文化についてのトークイベントを行います。

日時

2024年 10月25日(金)13時〜

会場

小塚毛織(一宮市東加賀野井江西38-1)

参加費・予約

参加無料 / 予約不要

工場見学

①10:00~②13:30~③15:30 予約不要

足立 聖さんについて                         

弱肉強食の戦国時代も、今も、現実という乗物に乗り、新しい時代へ向かう。

時代という乗物は、乗っているだけではなく、修行がなくてはならない。その修行の究極を名著『芸道の哲学』で倉澤行洋氏は〈「無心」になることである〉と書かれ、とことん「無心」にして、時代の要請に応えていく。その時、要請と自己との間に対立するものがあるが、そこに型や形、方法という手順が徹底され、没入していったとき「主体が対象となり対象が主体となる」「自己否定の極に新しい自己、新しい主体の心が誕生する」無心を通って自己否定的に転換し再生すると、私を離れ生まれたものには、虚飾を落としたそのもの自体があらわれる。昔より「松の事は松に習え、竹の事は竹に習え」というのも、私意を離れ、今与えられた題材に向かう。今回、私は足立さんに「織物の事は、織物に習え」このことを聞きたいと思う。足立さんになぜこのことをお聴きしたいかというと、私は足立さんから私意を感じることがなく、自然の流れを自分の主体にし、織物がどう織られたいか、どう織ってみるといいか、そのことを足立さんは織物に聞いているのではないかと。ものにも心がある、実際にはありえないが、いや、その声を聞くときがある。足立さんの仕事も同様なものがあるのではないか。それを感じたのは、はじめて足立さんにお会いした時、足立さんの元で学ぶ若い人が「足立さんは、誰も考えないような事を考え、生地にすることができる神様のような存在です」

市川櫻香

お問合せ

052-323-4499

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