古典の日フォーラム 美しき愛知

平安時代の中頃、寛弘5年、紫式部により『源氏物語』が生まれました。
それから遥か千年後の2008年11月1日、源氏物語千年紀を契機に、「古典の日に関する法律」が制定され、11月1日は国の定める記念日「古典の日」となりました。
古典とは何なのでしょうか?
皆さん、私たちのふるさと愛知にも日本が誇るべき古典は受け継がれています。古典から「人のこころのありよう」を再発見してみませんか。それは「古典をいだき、古典に抱かれ」深くあたたかな地域風土を育むことでしょう。

日時

令和7年 3月23日(日)

午後1時開演(30分前開場)

会場

名古屋能楽堂(名古屋城正門前)

入場料

指定席/3,000円 特別席(指定)/3,500円
自由席/一般 2,000円 大学生 1,000円
小中高校生招待(当日学生証提示)

芸文プレイガイド:愛知芸術文化センター地下2F TEL 052-972-0430
栄プレチケ92:名古屋市中区栄3-5-1(名古屋栄の地下街) TEL 052-953-0777
名古屋能楽堂:052-231-0088
名古屋市文化振興事業団チケットガイド:052-249-9387(平日9:00-17:00)

内容

式典
・筝曲と「古典の日」宣言
演奏『宇宙の詩』 愛知県立江南高等学校 筝曲部
宣言 佐々木心春(南山高等・中学校女子部)

・ごあいさつ 今泉柔剛(文化庁審議官)

・パネルディスカッション 今泉柔剛・高橋 亨 ほか


源氏物語のこころ 
・講演 高木和子(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
・対談 高橋 亨(古典の日フォーラム美しき愛知 アドバイザー)
・舞踊 清元 『藤』 ︱『源氏物語』紫式部︱  作曲 清元菊輔
市川阿朱花・米澤菜月

清元 『保名』 市川櫻香  
三味線 清元菊輔  浄瑠璃 清元清美太夫

出演者プロフィール

講師
高木和子 東京大学大学院人文社会系研究科教授
東京大学大学院博士課程修了、博士(文学)。
『源氏物語』を中心に、平安時代の物語や和歌を研究。主著に『源氏物語の思考』(風間書房、第5回紫式部学術賞)、『男読み 源氏物語』(朝日新書)、『源氏物語再考 長編化の方法と物語の深化』(岩波書店)、『源氏物語を読む』(岩波新書)、『平安文学でわかる恋の法則』(ちくまプリマー新書)、『源氏物語の作者を知っていますか』(だいわ文庫)など多数。

対談
高橋 亨 古典の日フォーラム美しき愛知 アドバイザー
日本中古文学研究者。名古屋大学名誉教授。平安朝物語文芸を中心とした文学の諸問題を、おもに表現論的な方法によって研究している。主要なテーマは、源氏物語論、初期物語表現史論、語りとテクスト理論、芸術論と文学。1982年インディアナ大学で世界初「源氏物語」国際研究会に参加を契機に日本の古典文学「源氏物語」の研究活動を続け、国際的な多くの人材を送り出している。

舞踊
『保名』 市川櫻香
祖母豊後半寿、人間国宝藤間藤子師・蘭景師・蘭黄師に師事。12代目市川團十郎師より市川姓を許される。
平成21年度名古屋市芸術奨励賞受賞。

三味線 清元菊輔
昭和32年東京都生まれ。同50年父初代清元寿國太夫に入門。同52年清元國太郎を名のる。同年歌舞伎座にて初舞台。平成元年6代目清元菊輔を襲名。同18年清栄会奨励賞受賞。清元菊寿会主宰。

浄瑠璃 清元清美太夫
1980年東京都生まれ。1986年清元延古摩に入門。父二代目清元初栄太夫にも師事。1995年二代目清元清美太夫となる。
2012年清栄会奨励賞受賞。

『藤』
市川阿朱花
金城学院大学文学部国文学科卒業。2008年むすめかぶき入門。2012年市川姓許。

『藤』
米澤菜月
2010年市川櫻香師事。中部大学卒業・京都芸術大学通信教育部卒業。2013年NHKドラマ「父の花咲くとき」出演。

フライヤー